クレーンゲームでド定番の設定「橋渡し」の取り方の一種である縦ハメ!
この記事では縦ハメでの「取り方(コツ)」はもちろん、「縦ハメ向きの箱形状や橋の状態・アーム」から「縦ハメの作り方」まで徹底的に解説していければと!
初心者の方ににも分かりやすくを心がけた本気解説だ!ぜひ全部読んで参考にしてくれ!
ちなみに感じ方には個人差があるかもしれませんが、クレーンゲーム20年選手の僕の感覚でいうと縦ハメは横ハメより箱・橋の組み合わせなどによる取り方の選択肢が豊富です!
その分、一旦マスターしてしまうと横ハメより「詰んだ状態になりづらい」!
そして、「橋幅が狭くても比較的取れやすい」というメリットがあると思います!
加えてアームの捻じれなどあっても横ハメより取りやすいと思うぞ!ぜひお試しあれ!
では早速本題へ!
橋渡しの「縦ハメ」ってどんな取り方のこと?
縦ハメは、箱物景品を橋の間で意図的に縦にハマった状態にして獲得する取り方のことを指します!
文字で書いてもわかりづらいかと思いますので、ここは実際のプレイ画面を。
上画像の画角でいうと、浮いている側(右側)を狙い、景品を落としたい橋と橋の間で真縦にして落とそうという取り方ですね!
↓↓
これは王道の「横ハメ」と肩を並べるレベルで多くの人が使っている取り方だぞ!
箱物景品の橋渡し(平行棒)設定であれば、「横ハメ」「縦ハメ」2つの取り方をマスターしておくだけでよほど悪質なお店でないかぎり大半の景品には対応できるはず!
といっても過言ではないほどオーソドックスな取り方となりますので、クレーンゲームの腕を上げたい方はできるだけ早い段階でマスターしておくのがおすすめですね!
縦ハメで取るの向きな景品種・橋の形
取り方説明の前にまずは「どんな状況が縦ハメに向いているのか」という話から入ります!
今パッと思いつくかぎりでは、この3つが縦ハメに向いているかと思いますね!
- 厚みが薄い箱
- 橋が平行
- 橋に高低差がつけてある
ひとつずつ現物や実際のプレイ画面・図で説明していきます!
厚みが薄い景品
縦ハメは厚みがあると絶対に取れないということではないのですが、どちらが簡単かと考えると圧倒的に縦ハメは箱に厚みがないほうが向いています。
実際のプライズ品でいうと、このあたりの種類の箱は比較的縦ハメ向きかと!
細かいこと抜きにとりあえずもっとも大事なことだけ書くと、「薄くないと景品が縦になったときにツメが景品の下に入らない可能性がある」から薄いほうが理想的です!
逆に下のようなタイプの厚めの箱とアームが小さいという組み合わせになると、「ツメが景品の下に入る前にアームの頭が先に景品に当たってしまう」んですよね…。
そうなってくるともう物理的に縦ハメが通用しなくなっちゃうわけだ…。
ちなみに厚みの大小にかかわらず、サイコロ状に近い箱の形もコロコロ転がってしまうことが多いことから縦ハメ向きとは言いづらいですね。
複数になったのでまとめておきます!
- 極力薄い箱が理想的!
- 厚みのある箱は不向き!
- サイコロ状(正方形に近い形)も不向き!
平行な橋!
達人級の方なら橋の設置の仕方などもろともせずに何でも取れてしまうのかもしれませんが、僕の経験上では「橋が地面と平行のオーソドックスな橋渡し」というのが縦ハメを使う際は絶対条件クラスに重要です!
「ハの字(末広がり)」ならまだ許せるが、「棒がクロス状の橋渡し」。テメーはダメだ。
ただ、これに関しては何故?というのをここまでに書いた内容だけで説明するのがかなり難しいので、今はとりあえず理屈抜きで頭に入れておいてもらえれば幸いです(笑)
全部順番に読むとちゃんと理由はわかるようになっているはずですので!笑
橋に高低差がつけてある
これは”ないよりあるほうが嬉しい”レベルのものですね!
景品を落とす間を作っている2本の橋に若干の高低差があると、それを活かせばより簡単に取れることがあります!
具体的にはこんな感じ↓
この程度の微差でも非常にありがたいぞ!
ただこれは諸刃の剣でもあって、「低くなっている棒に箱の広い面を立てかける」が理想的で、逆の状態にしてしまうと取れづらくなってしまうことがありますので要注意です…。
【橋渡し】縦にハマった状態の作り方!
縦にハマった状態を意図的に作る方法は主に2パターン!
それぞれ向き・不向きな環境などもけっこう細かくあったりしますので、その辺にも触れながら見ていきましょう!
図・実際のクレーンゲーム画像で進めていくぞ。
厚みがない箱のとき
こういった場合はどちらの×を狙っていってもいいんですが、今回は緑の×を狙ったケースで話を進めていきます!
そして結果の理想系はがこちら↓
ここからさらに緑の×を左アームで狙い、手前に持ってきつつ下の面の奥角を橋から脱落させて縦にハメるという結果を狙います!
上記図とは若干狙っている位置は違いますが、「状況次第ではこんな感じでも簡単に縦にできる」というのをお見せするため、僕がプレイしている動画も置いておきますね!
以降は平面図だとわかりづらいので、実際のプレイ画面を細かく切り取って説明させてもらおうと思う!
理想の結果はコチラですね↓↓
高い位置にある棒に立てかかった状態で縦にハマれば最高の理想系だと言えます!
ちなみに、ここまでスレスレでハマらなくても無問題!
むしろ多少斜め向いている形のほうが手数がかからずに取れる可能性があります!
上のような形も大丈夫ということだ!
大事なのはこの3つ!
- 落としたい橋と橋の間に完全に一辺の両角を落としてしまう!
- なるべく角度をつける!
- 高い位置にある棒に立てかかった状態!
しっかり覚えておこー!
箱が分厚い
景品の箱に厚みがある場合、「橋幅を広げないと物理的に取れない」、「アームが小さいと詰んだ状態が増えまくる」という理由から、場はほぼほぼこの形になっています!
今回のサンプルでは、横移動はド真ん中より右アームをやや景品に寄せ、前後移動もド真ん中よりやや奥狙いといった感じで狙いました!
ほんのちょっとですが斜め向いたので、今度は横移動を逆に寄せて前後移動は同じ感じで狙います!
↓アームが上がっていく途中↓
っで、結果はこうです!
縦ハメ完成!
と言いたいところですが、これだと縦にハマっていると言えるほどの角度がついてないので、もう少し縦にするところまでいきます!
狙っているのは下図のあたりです。
今回のプレイでアームが上がっていく途中はこんな感じ!
その結果がこうなりました!
手前の引っかかりがかなり浅くなって角度がついたね!
厚みがある箱の場合、ここまできてはじめてくるとセット完了って言っていいレベルだと思います!笑
ちなみに「縦ハメで取るの向きな景品種・橋の形」のところで前述した、”厚みのある景品は縦になったときにツメが景品の下に入らない可能性がある”という話。
この状況下は狙いどころによってはまさしくそれに該当します。
例えばこれ↓↓
ちょっとわかりづらいですが、ツメが景品の下に入る前にアームの頭が景品に当たってしまい、結果的にツメが箱の側面を撫でるだけになってしまった例ですね。
こうなる部分はもう物理的に狙うのが無理だな。
箱に厚みがない場合はこういったケースはほぼ起きないので、必然的に狙える場所も増える。
だから「厚みが薄い景品のほうが向いている」「厚みがあるほうが難しい」という話になっている感じです!
なお、これって設定ミスの場合を除き、基本的にはお店が悪いわけではないです。
むしろ「そこ狙いは不正解」「取り方が違うよ」と教えてくれているようなもんだと思って、違うところを狙ったらどうなるかをイメージする方向にシフトしましょう!
橋渡しの景品を縦ハメで取る方法!
複数パターンを用意しているので、一番近いケースを参考にしてみてくれ!
【基本】縦ハメ王道の取り方!
まずは基本からマスターしましょう!
王道パターンは「縦にハマった状態から左右に振って橋に引っかかっている部分を徐々に浅くし、橋と橋の間に一番底になっている面を完全に落としてしまう」というイメージで動かす感じですね!
文字で書かれてもまったく意味わからんのだが…?
ちゃんと図と実際のプレイ画像で説明します(笑)
この画角でいくと、右側の浮いている側は奥のほうが若干高い状態で縦にハマっていますよね?
ここから左側の引っかかりを浅くするもっともオーソドックスな方法は、上で書いたように”左右に振る”です!
上から見た図でザックリ表すと…
みたいなイメージで、コツとしては、「横移動で景品スレスレ、かつ手前の際を狙う」です!
どうなったかと言いますと…
たしかに若干左の橋に乗っている部分が減ってるな。
同じ要領で次は左右の逆側を狙います!
できるだけ寄せて狙いましょう!↓↓
結果はこうです↓↓
こうなってさえしまえばもらったも同然!
「押す」「立てる」どちらでもよく、あと1プレイで楽勝ゲット状態です!
ゲットだ!
上画像のように左側が橋から完全に離れてしまったら最高の形になるんですが、下図のように仮に離れなくても同じことをもう数回繰り返せばよいだけです!
この画角でいう左側の橋に引っかかっていた部分が徐々に外れて、最後は上のような感じで真縦になってゲットという寸法ですね!
ただ1点!
これは橋が地面に対して平行だからこそできる取り方です!
前後非対象に傾斜がつけてあるクロス状の橋渡しになると、左右に振るときにどちらかが上り坂になってしまい、たいていの場合は思うように左右に振ることができませんので気を付けてください!
ちなみにこの王道の縦ハメの一連の流れですが、今回はすべて「カプとれ」というオンラインクレーンゲームでプレイしています!
ご覧のとおり、カプとれの橋渡しは縦ハメが「超簡単」です!笑
無料で使える練習台にも今回のスクショとまったく同じタイプの橋渡しが用意されていますので、「今すぐやってみたい!」という気持ちになった方はぜひお試しあれ!
カプコンネットキャッチャー カプとれ
CAPCOM無料posted withアプリーチ
【応用】箱が斜め向いた縦ハメはこう取る!
縦ハメ状態を作るとき、重心だったりアームの強さに左右差がある場合に、意図せず景品が橋に対してかなり斜めになった状態で縦にハマることが比較的多いです!
こういった場合、基本の取り方で紹介したように左右に振るのがけっこう難しいんですよね…。
そんな時に役立つ取り方も応用編として紹介しておきます!
まずは実際にその方法で取った動画からどうぞ!
上から見た図で狙った位置を書くとこうです!
うまーく角にひっかけて縦にしてしまった形だな!
本当に結構な頻度で起きうるのが斜め状態なので、基本とセットで一緒に覚えておくのがおすすめですよ!
王道の亜種の取り方!
取り方自体は基本とまったく同じなんですが、これは途中で結構重要な分岐があるパターンです!
まずは同じ要領で左右(今回は左)に振ります!
アームが上がっていく途中の横アングルがこんな感じです!
これは非常にいい感じで斜めだな。
かなり上手くいった例なので、結果も上々!
縦ハメの過程としては超上手くいってるんですが、ここで重要分岐です!
ある程度橋渡しの取り方を分かっている方は、ここで次の1手を2パターンで悩むと思うんですよ。
ひとつは言うまでもなく、このまま基本の縦ハメの取り方を進めるというものなんですが、問題は肝心のふたつめです!
けっこう横向いたからこれは横ハメの取り方(下図でいう左側狙い)でも取れるのでは?
こういう狙い方ですね!
結論から書くと、それは橋幅がもっと広い、あるいは景品の幅が細めでないと失敗する可能性がわりと高いです。
仮にうまくいってもめっちゃ横向いて、右側の橋2本に乗ってそこからちゃぶ台返し狙いになる可能性高めですし、そうなるとこのレベルの橋幅では横向きにハマって詰んでしまうケースも…。
絶対に無理とは言いませんが、横ハメの取り方狙いに切り替えるのはもっと橋幅が広いとき、景品が細いとき限定で考えたほうが僕の過去の経験上は無難だと思います!
一応、箱が細長いときの実例も用意しておきました!
景品の幅が広いタイプ、橋幅も比較的広いという条件は揃っているので狙ってみたところ…
そしたらば…
おっと、これはラッキー!(予想外)
なんと!真横向いて手前に乗っちゃいました!笑
こうなってくれたらば通称「ちゃぶ台返し」で落とすだけ!
完全に獲得口に落ちてはいないが、DMMオンクレならばこれで獲得判定だ!
以上のように、いつ何時基本に忠実でいなくとも、取り方は状況次第でいろいろです!
よって、「基本は縦ハメの狙い方で考えつつ、景品の幅次第でケースバイケースで考える」というのが良いかもしれませんね!
箱に厚みがあるときの縦ハメ攻略
厚みがあってもツメが景品の下にしっかり入るのなら、上の王道パターンで狙ってしまってももちろんOK!
なのですが、現実はそう甘くはなく、実際は箱が分厚いと王道パターンはなかなか通用しません…。
そんなときに使えるのが「ズリ上げ」という取り方です!
詳しくは上の記事で書いているんですが、上記記事では厚みのない箱で解説しているため、ここでは厚みのある箱の実例を!
これだけ角度がついている状態で左側(高いほう)を狙うと、先ほどから何度も書いているようにアームが小さいとツメが景品の下に入る前にアームの頭が景品に当たる可能性が高いです。。。
ではここからどこを狙うのかというと、それは「手前(上写真の画角では右側)」です!
この狙い方をするときのコツは、狙いたいところより奥を狙ってアームを滑らせるということ!
ん?君は何を言っているのかね?
って感じですが、具体的にはこうです!
まず、上の写真でアームを降ろしたのはこの辺↓↓
でも写真のアームが閉じているタイミングではもっと右側にアームはいますよね?
これってアームの頭が景品の傾斜で滑って右側にスライドした結果なんです。(よく見るとアームの軸がちょっと右に傾いているのが分かるかと!)
それは理解したが、何故そんなことをする必要が?
それは「アームが斜めに上がっていく力を利用したいから」です!
見たところ超簡単そうだね!
実際のところ、取り方自体はめちゃくちゃ簡単です!!
ただですね、これをするためには「アームの頭が景品にぶつかった時点で下降を止めるような調整がされていない」という条件が絶対に必要です。
とはいえれっきとした縦ハメの取り方の一種ではありますので、ズリ上げも基本と覚えておくと役立つタイミングはあるかと思います!
横ハメ・縦ハメを覚えるとクレーンゲーム強者の仲間入り!
以上、橋渡し【縦ハメ】の取り方・コツでした!
自分の話で申し訳ないんですが、僕は昔「橋渡しは横ハメで取るもの」と思っていて、何でもかんでもやみくもに横向きにしようとしていた時代があったんですよね。
というかずっと独学だったゆえ、他の取り方自体知らなかった件。
それがある日突然YouTubeのおすすめ動画で出てきたのをふと見て知ってしまったんです、縦ハメを。
以降というもの、見える世界が変わったといっても過言ではないほどに取り方の幅は一気に広がり、場数を踏めば踏むほど見ただけで「これはこう取るか!」みたいな発想もドンドン湧き出てくるようになっていきました!
横ハメより何かと覚えることの多い縦ハメですが、ある程度マスターすると絶対に役に立つかと思いますので、ぜひ縦ハメ向きの設定に出くわしたらチャレンジしてみてください!
ではでは、今回はこの辺で!