2018年秋アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の原作ライトノベルの順番と簡単なあらすじ、さらには、原作・アニメに分けて個人的な感想なんかをまとめたページです。
ーtopicsー
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【青ブタ】原作の順番
ナンバリングされていないので少々ややこしいですが、原作ライトノベルの刊行順はこうです。
青春ブタ野郎は~
- バニーガール先輩の夢を見ない
- プチデビル後輩の夢を見ない
- ロジカルウィッチの夢を見ない
- シスコンアイドルの夢を見ない
- おるすばん妹の夢を見ない
- ゆめみる少女の夢を見ない
- ハツコイ少女の夢を見ない
- おでかけシスターの夢を見ない
- ランドセルガールの夢を見ない
- 迷えるシンガーの夢を見ない
- ナイチンゲールの夢を見ない
- マイスチューデントの夢を見ない
赤がアニメ放送部分、青が劇場版、そしてオレンジが2023年に劇場版公開、紫が次回劇場公開発表がされました!
そしてそれ以降は未映像化の部分ですね!
この流れ。ワンチャン、アニメ2期もくるのか…?
刊行順のあらすじと感想(ネタバレなし)
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
メインキャラクター▸超美人の先輩(芸能人)
キャラ名:桜島 麻衣(声優:瀬戸麻沙美)
あらすじ
主人公の男子高校生「梓川 咲太」はゴールデンウィークの最終日、図書館で野生のバニーガールに出会った。
しかもそのバニーガールは見ず知らずの人物ではなく、咲太の通う高校の1つ上の先輩であり、活動休止中の人気タレント「桜島 麻衣」だったのだ。
なぜ図書館でバニーガールの格好!?
そう思った咲太は麻衣へと問いかける。すると麻衣は『数日前から自分の姿が見えていない人がいる』という奇妙な出来事を語り、2人はその原因を追究しようとするのだが…。
原作感想
2人の会話のテンポの良さがマジで最高。
私は青ブタに出会うまでほとんどラノベは読んでなかったんですが、見事にドハマりしまして、当時出ていた巻まで一気に買って即読んでしまいました。
なんていうか、普段小説読まない人にも細かいことまで伝わりやすいような絶妙なスピード感で、信じられないくらい読みやすいんですよね。
内容的な話を少しすると、バニーガール先輩こと『麻衣さん』の圧倒的すぎるヒロイン力に惚れます。
学生時代にこんな先輩がいたらなぁ。。。
ってなること間違いなし。
アニメの感想
青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない
メインキャラクター▸博多弁の後輩
キャラ名▸古賀 朋絵(声優:東山奈央)
あらすじ
麻衣は無事タレント業へ復帰し、さらには麻衣と付き合うことになったことで浮かれまくる咲太。
しかし、浮かれていられたのもほんの一晩。
翌日の朝に目を覚ますと、前日(付き合いだした日の朝)に戻っていた。
どうしたものかと悩む咲太の前に現れたのは、ひょんなことから互いに尻を蹴り合った仲の後輩「古賀 朋絵」で、彼女もまたとある出来事に悩まされている。
そして、咲太と朋絵は互いのために『嘘の恋人』関係を演じることになったのだが…。
原作感想
1巻とは違った人物が”思春期症候群”という謎の現象に悩まされていくお話。
2巻(プチデビル編)はいわゆる『ループもの』ですね。
そして、これは好みの問題もあるかもしれませんが、ヒロイン朋絵が可愛すぎて辛い。
1巻であれだけ麻衣さんに惚れ込んだのに、もう浮気してしまいそうなヒロイン力。
やりすぎてないリアルな博多弁も最高です。
アニメの感想
青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない
メインキャラクター▸科学少女な同級生
キャラ名▸双葉 理央(声優:種崎敦美)
あらすじ
初恋の相手「牧之原 翔子」と同姓同名、さらには容姿も瓜二つ、極めつけは本来大学生のはずなのに中学生という謎の現象に咲太は混乱していた。
そんな異常事態の中、咲太の数少ない友人の1人「双葉 理央」にも思春期症候群らしきものが発動し、双葉は2人に増えてしまう。
片方の理央が家出し、咲太がかくまっているのでプチ同棲生活がスタート。そこに麻衣まで泊まり込むと言い出して…。
原作感想
甘酸っぱい。とにかく甘酸っぱくて切ない。THE・青春がここまでの中では群を抜いている3巻ですね。
『さくら荘のペットな彼女』を書いている人が書いているんだなぁというのがここまでで一番伝わってきました。
それにしても原作者の鴨志田一先生。
マジでラブコメの天才だわ。
物語の構成が素晴らしく、”思春期症候群”という非現実な要素もリアルに起きそうだと感じてしまうような描写がすごすぎる。
アニメの感想
青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない
メインキャラクター▸彼女の妹
キャラ名▸豊浜 のどか(声優:内田真礼)
あらすじ
麻衣との久々の再会に浮かれまくる咲太。
しかし咲太を持っていたのは、『あんた誰?』という非情な一言だった。
思春期症候群により、麻衣の中身がほかの誰かと入れ替わっていることを察知した咲太は中身が誰なのかを探る。
すると中身は、麻衣の異母妹にあたる新人アイドル「豊浜 のどか」だということが発覚。
はやく麻衣とイチャイチャしたい咲太は、入れ替わったまま生活している2人をサポートすることに。
原作感想
咲太の彼女である麻衣さんの妹ちゃん(豊浜のどか)のお話。
腹違いとはいえ、姉は天才子役からの超人気タレント。妹は人気アイドルグループのメンバーってどんな家庭だよ。
しかも姉ちゃんは美人カワイイ、妹はギャルカワイイで、どちらも成績優秀な才女。
というのはさておき、内容としては前巻までとは打って変わり、甘酸っぱい青春譚はやや控えめな印象ですが、これはこれで面白いです。
また、2巻、3巻とやや影を潜めていた麻衣さんの可愛さや超人っぷりが爆発しています。(見た目は妹なんだけど…)
アニメの感想
青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない
メインキャラクター▸主人公の妹
キャラ名▸梓川 かえで(声優:久保ユリカ)
あらすじ
咲太の元に、初恋の相手「牧之原 翔子」から”会いたい”という旨の手紙が突然届いた。
そのことを麻衣に話せずにいる咲太だったが、時を同じくして別の大事件が。
なんと、いじめが原因でかなりの期間自宅警備員を務めていた咲太の妹「梓川 かえで」が学校へ行くと言い出したのだ。
そんなこんなで咲太と麻衣の全面サポートのもと、リハビリを開始するかえでだったが…。
原作感想
ここまで毎巻のように登場するも、あくまでサブキャラに徹していた咲太の妹「かえで」。
5巻にあたる本巻はガッツリとメインキャラとなっているお話です。
そして、基本的に甘酸っぱい青春ストーリーで続いてきたここまでとは大きく異なる展開なので、良い意味で裏切られます。
というかめちゃめちゃ泣ける。
泣くなと言われても無理。
辛すぎる。
アニメの感想
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
メインキャラクター▸謎の中学生
キャラ名:牧之原 翔子(声優:水瀬いのり)
あらすじ
待ちに待ったクリスマスまで1ヵ月をきったころ、左に初恋相手、右には現彼女というとてつもないメンバーでこたつを囲む咲太。
まさに人生最大級のピンチという状況にたじろいでいた。
そんな中、中学生のほうの翔子の病状が悪化して入院していることが発覚。
「おとなになることは、わたしにとっての夢でした」
そう語る翔子の未来やいかに。
原作感想
修羅場必須に思える状況からスタートするため、『今回はガッツリラブコメ展開か?』と思いきや、またしても裏切られる怒涛の展開。
そしてこの巻、正直めちゃめちゃ重たいです。
辛い。ページをめくるのが怖いよ。
でもやめられない。
結果、読み終えて号泣。
大ボリュームの1冊です。
アニメの感想
映画は「ゆめみる少女」と次巻「ハツコイ少女」2巻分の内容です!
青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない
あらすじ
『わたしはね咲太君。大好きな人に幸せになってもらいたいんです』
という翔子がついた優しい嘘。
『ふたりで幸せになるわよ』
という麻衣が心から願った思い。
過去と今を支えてくれる大切な人たち全員が幸せになる未来を求め、咲太は新たなるところへと踏み出していく。
感想
この巻読ませるためにそれまでがある。
そういっても過言ではないほどの素晴らしい展開でした。
もうね、多分みんなライトノベルにここまで求めていないよ?って言いたくなるくらいの大作です。
人生観さえ左右されそうな最高のシナリオ。
このシナリオで実写映画やると、多分”君の名は。”を軽く超える社会現象起きるんじゃね?って思う感動ストーリーです。
フランクさを求めている人にはやや不向きかもしれませんが、読んで損することは絶対ないと断言できますね。
青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない
あらすじ
1つ年上である麻衣と同じ学校にいられる期間があとわずかになった3学期。
長い間おうち大好きな生活を送っていた妹の花楓が、これまで誰にも打ち明けなった胸の内を語る。
『お兄ちゃんが行ってる高校に行きたい』
それはかなり困難を極める決意だが、「かえで」から託された思いを持つ「花楓」の決意は固く、未来への大きな一歩緒歩みだす。
感想(本)
章が変わっての1冊目ということで、雰囲気が若干変化したかなという印象です。
これまで話の肝となっていた”思春期症候群”はあまり顔を出さず、言ってしまえば今までとこれからの幕間的な位置づけですね。
それでもここまで読んできた身としては十分すぎるほど楽しめましたし、これからどんな展開になっていくのか期待させてくれる1冊です。
感想(映画)
公開日から記事を訪れてくれてた方々、誠に申し訳m(__)m
公開日付近の忙しさたるや凄まじいものがあり、どうにも見に行く時間がなくてですね…
6月末、ようやく見てきました。
「面白かった」というのはもはや当然として、原作勢として真っ先に思ったのはこれです。
「さすが本1冊で劇場版1本!かなり原作に忠実な内容だった!」
これまでのアニメ1期(5冊で30分13本)、劇場版(2冊で映画1本)でかなり駆け足だった感は否めず、未映像化部分である原作の多くの”抜け”を主に書いてきた当ブログ。
ですが、今回は話の流れはほぼほぼ原作通りの構成になっていたかと思います!
それでも抜けというか違い?を絞り出しておくと、記憶にある大きい部分はこの2つ。
- 終盤、花楓の決心したシーン、本では「口にはしてない」
- 終盤、琴美ちゃんと一緒に家を出た咲太、バイト中に訪問客が…
前者は映像ではより分かりやすいほうを選択したのかな?って感じですかね。
後者は時間の関係上なのか真相は不明ですが、おそらく登場するだけで涙する人続出だったであろう”あの子”が咲太のもとに…。
六番テーブルに可愛らしいお客さんが来てる
という佑真のセリフで「ぞわっ」としたのを思い出しましたね。
あえての選択だと思うのでここでひけらかすような無粋なことはしませんが、会話の内容的に次回以降の映像で差し込まれる可能性もゼロではないかと。
なんにせよ、もうないと思っていたまさかの映像化続編決定!
こうなってくると原作ストックが貯まり次第のアニメ2期にも期待せずにはいられませんね!
青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない
あらすじ
麻衣と瓜二つ(というか幼いころの麻衣そのもの)の姿をした小学生が突如咲太の前に登場。
『おじさん、だぁれ』
その一方、梓川家の家庭環境も徐々に変化を見せ、『離れて暮らす母親との再会』という一大イベントも決定。
さらには…
- 麻衣の卒業
- 新キャラ登場
などなど出来事盛りだくさんの新展開。
感想
一言。
終わりかと思ってマジで焦った…。
6巻7巻の勢いがヤバすぎたので若干落ち着いた感はありますが、これから新章がはじまるという展開で、次の巻も待ち遠しくなるような内容です。
『大人になるということ』『家族とは何なのか』をあらためて知れる1冊になっています。
青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない
アニメ放送終了後、初の単行本。待ちわびすぎたゆえ熱が爆発してしまい、感想諸々はこんなスペースに書ききれる量で収まらず、別記事になってしまいました。
大学生編の1冊目、あいかわらずの青ブタワールドが確かにそこにあり、控えめにいってめちゃくちゃ面白かったです。
青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない
あらすじ
”書き込んだ夢が正夢になる”と学生たちのSNSで話題の都市伝説『#夢見る』。中学時代のクラスメイトかつ、同じ大学に通う郁実がそれを利用し、「正義の味方」として人助けしている姿を目撃した咲太は、彼女の身体がポルターガイストのような現象に襲われていることを知る。しかもその原因は過去の咲太にあるらしく…!?「ねえ、梓川君。ひとつ勝負をしない?」
感想
ここにきて、謎、さらに深まれり。。。
ここから徐々に結末への片鱗が見えてくるのかと思いきや、謎はさらに深まり、劇場アニメ化のところまでで一段落ついていた物語が、ここからさらに深みを増していきそうな予感すら漂う本巻でした。
あとは鴨志田先生のあとがきにビックリ。
次巻は麻衣さんの出番が多そうな終わりだったし、数冊丸々謎のままにされていた重要人物であろう”霧島透子”もけっこう絡んできそう!
次巻も楽しみだ。
最後に…
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の順番・あらすじ・感想記事でした。
アニメはほぼほぼ原作の流れ通りに進んでいますが、カットされている部分があったりはするので、アニメを見た後でも全然楽しめるような内容ですよ!
そして、普段ラノベを読まない方でも非常に読みやすい作品ではないかと思います。
僕も青ブタを手に取るまでほとんどラノベは読んだことがなかったのでよく分かるんですが、”読みやすさ”は人気ラノベの中でもトップクラスだと保証します!
多分この作品、2クールでじっくり劇場版予定のところまでやれば、歴代のアニメランキング上位に食い込んだだろうなぁ。。
まぁ、この展開も非常に楽しみではありますし、文句なく楽しめたんですけどね!
欲を言えばって話です。
では今回はこの辺で!