iOS専用アプリ【Kindle for iPhone】の使い方を細かなとこまで解説し、ついでに知っておくと便利なおすすめ機能も紹介している記事です。
- どうやって購入すんの?
- 上に出てくるアイコン何やねん(・・?
- しおりとかないんか?
- 読まなくなった本の削除方法は?
- ムフフ系を隠す方法ってない…?
Kindle信者になって数ヶ月が経った今でこそ、ある程度の使い方は把握しているのですが、最初はまったくもって使い方を理解していなかったので、本当に上に書いたような疑問ばかりで「ただ読むだけ」状態だったんですよね…。
プロ級とまでは言えませんが、それなりに使いこなせてきた自覚も芽生えつつあるので、備忘録的な意味も込めてこと細かに1から解説していきたいと思います。
では早速!
「Kindle for iPhone」アプリ
何はともあれ、まずはアプリのインストールからはじめます。
Kindle
AMZN Mobile LLC無料posted withアプリーチ
インストールはもちろん無料ですのでご安心を!
アプリを開くとサインイン画面が出てきますので、自分のAmazonアカウントに登録しているメールアドレスとパスワードでサインインすればOK!
ちなみに、Amazonプライム会員が使える「プライムリーディング」、10万冊以上が読み放題となるサービス「Kindle Unlimited」会員以外はブラウザで本を購入し、アプリでダウンロードする形になります。
いずれも非会員の状態であれば、現状iPhoneアプリからダイレクトに本を購入することはできませんので、その点にはご注意を。
「Kindle for iPhone」の使い方/基本編
読み方(ページめくり/逆)
「バカにしてんのか」って言われそうですが一応。
読み進めたいとき
画面を矢印方向にスワイプ
前のページに戻りたいとき
逆にスワイプ
本文にモザイクを入れているのでわかりにくいですが、右下の数字で動いているのがわかるかと思います。
Kindle本では、紙の本でいうところの「ページめくり」が上記のような操作ですね。
ちなみに、数ページ一気に戻したり進めたりするときは、画面下部のスクロールバー上の〇で動かすことも可能です。
そして開いている本を閉じるときは、左上の「∨」を押すだけとなっています。
各アイコンの意味
詳しい使い方は下でじっくりと後述していきますが、本を開くと目に入る上部のメニューバー各アイコンの解説を左から順にしておきます。
∨:本を閉じるアイコン
三:メニューを表示させる
虫メガネ:検索アイコン
Aa:フォント/表示スタイルの変更
ノート:メモ/ブックマーク等の管理
リボン:ブックマークアイコン
…:推薦/拡張機能
目次へ移動
下部のスクロールバーで目次まで戻す方法もありますが、上部メニューバーの左から2番目にある三本線(ハンバーガーメニュー)を押して、出てきたメニュー最下部にも「目次」がでてきます。
どちらも目次に変わりはないですが、今開いているページから瞬時に飛べることを考えると、こちらの方法を覚えておいた方が利便性は増すのではないかと思います。
しおりの使い方
しおりは上部メニューバーの右端にある「ブックマークアイコン」を押すだけになります。
押すと…
アイコンが黒くなる
そして、下部のスクロールバーに…
黒い点が付く
しおりを外したいときは、しおりを挟んでいるページで黒くなっている「ブックマークアイコン」をもう一度タップするだけです。
ちなみに「Kindle for iPhone」では、この方法で複数個のしおりが使えます。
あんまり増やしすぎるとどこがどこだか分からなくなりますが、漫画の面白かったページなんかにも気軽にポチポチできるので、何気にかなり便利な機能ではないかと思います。
「Kindle for iPhone」の使い方/応用編
ここからは、「知らなくても本は読める」けど「知ってたほうが何かと便利」という機能集です。
画面の明るさ調整
明るさ調整は上部メニューバー真ん中よりやや左の「Aa」というアイコンから行います。
「Aa」を押すと…
下にメニューが出てくる
一番上のスクロールバーを左右に…
画面の明るさが切り替わる
行間の調整
これも明るさと同じく、「Aa」アイコンから行います。
「Aa」をタップして…
メニューを表示
一番下の「||||」こんなマーク
選択して行間調整
これは紙の本にはない電子書籍ならでは魅力ですよね。
文字が詰まって読みにくいときには重宝します。
文字サイズ調整
これまた上部メニューバーの「Aa」から。
スクロールバーの下にある「Aa」「Aa^」のタップで操作可能なので、見やすい文字サイズを選ぶと良いでしょう。
実際に調整してみると分かりやすいですが、行間と文字サイズを変更するだけでかなり見やすくなりますよ!
フォントの変更
「Aa」を押して出てくるポップ3段目の「 明朝 >」という部分で選択可能です。
けっこう色々なフォントが使えます。
これは個人的な意見なのですが、何だかんだデフォルト状態が慣れていて一番見やすく感じますね。
背景色の変更
4段目の「白」「黒」「セピア」「緑」から選択します。
白のままでも読むことに差し支えはないのですが、替えてみるとこれはこれで新鮮です。
個人的にはセピアが目に優しい感じがしてオススメですね。
マーカーの引き方
本文にモザイクをかけているせいで見にくくなってしまっていますが、マーカーを引きたい部分を長押しすると下のように文章を選択することができます。
長押しすると…
選択できるようになる
上下のカーソルを引っ張って…
マーカーを引きたい部分を選択
あとは選択箇所に出ているポップの左端から4つの〇が出ているので、色を選ぶだけで蛍光ペン風のマーカーが付くようになります。
上では左端のピンクを引いてみました。
マーカーを消したいときは、もう一度同じ操作を繰り返すだけで完了です。
メモの取り方
マーカーと同様の操作で文字を選択し、ポップを表示します。
オレンジマーカーの2つ右のアイコンを押すと、メモの入力画面が出てくるので、書きたいことを書き残しておくことが可能です。
なお、「マーカー」と「メモ」に関しては、上部メニューバーの「Aa」の右にあるノートのようなアイコンから、書籍ごとに一覧表示することもできるようになっています。
音声読み上げ機能
これは厳密にいうと「Kindle for iPhone」標準の機能ではないのですが、iOSに備わっている「読み上げ」がkindleにも対応しているので、読み上げてもらうこともできます。
発音が変なのは否めませんが、手がふさがっている状態でも情報を取り入れることができるので、実際に使ってみるとかなり便利ではありますよ!
ちなみに、Amazonには「Audible(オーディブル)」というサービスがあり、こちらではプロの朗読家や有名声優さんが書物を読み上げたデータを聞くことが可能です。
最近はじまったサービスですが、文芸書からライトノベルまで色々なジャンルの本がどんどん追加されています。
最初の1冊無料キャンペーンが行われているので、気になる方はコチラもおすすめです!
Kindle本の削除関連
iPhoneアプリ内のKindle本を削除したい
読まなくなったKindle本を消したいとき、状況やその本の形態によってiPhoneアプリから削除できる場合とできない場合があります。
ただ、削除自体はけっこう簡単で、目的に応じた方法を取れば「削除できない」なんてことは起きません。
間違って削除してしまった本の復活
状況などにもよるかと思いますが、削除してしまったKindle本の復活は可能です。
しかし、どう削除したかによって方法は変わってきますので、状況に応じた手順を実行する必要があります。
Kindle本は返品できるの?
Kindleアプリの使い方からは少し脱線しますが、しっかりとした理由がある場合に限ってKindle本も返品処理してもらうことができます。
ただ、公式サイトに返金の受け付けは『注文日から7日以内に限り』という風に書かれていますので、誤クリックで購入してしまった場合などは、早めに手続きするのがおすすめです。
覚えておくと便利な小技集
ライブラリから特定の本を隠す方法
残念ながら、現状Kindle for iPhoneに「隠す」という機能は搭載されていません。
ですがご安心を!
機能はなくとも下の条件さえ満たしていれば、とりあえず見られないような場所へ避難させておくことは可能です。
その条件とは…
- 7冊以上の本がアプリ内にある(多ければ多いほど良)
これだけです。
手順も簡単で、まずはライブラリ画面の右上にある「↓↑」アイコンから「コレクション」を選び、ライブラリの表示変更を行います。
ライブラリ右上で…
赤い部分をタップ
表示を
「コレクション」に変更
一度もコレクション設定をしたことがなければ、すべての本が「未分類」フォルダに入っていると思います。
あとは、未分類の中から隠したい本を長押しして「コレクションに追加」を選択し、新たなフォルダを作成してしまいこんでしまうだけOKです。
た・だ・し!
ただしです。
この方法を使うのであれば、2つの重要なポイントを抑えておく必要があるのです。
それは…
- 誰も開かないであろうフォルダ名に隠す
- そのフォルダに先にフェイクの本を最低6冊入れておく
この2つだけは絶対に必要になってくるのでご注意ください。
1つめに関しては、その人の環境やセンスが問われる部分なので何もアドバイスできないですが、2つめはしないと意味がなくなりますので、絶対に!やるようにしましょう。
なぜなら、ライブラリの表示をコレクション形式にすると、各フォルダの最初に追加した6冊の表紙はちっちゃく見えていくからです。
ぼかしているので少々分かりずらいですが、上の画像の左のフォルダ名は「ビジネス」になっているのに、どう見てもビジネス書ではなく、漫画かその類いの表紙にしか見えませんよね?
百歩譲って漫画には見えなかったにしろ、どう見てもこんな表紙のビジネス書は日本にはありません。笑
これだと逆に怪しさ満天なので、カモフラージュ用の本が必要になってくるのです。
Kindleには1円セールや無料本もたくさんあるので、フォルダ名と合致する書物をテキトーにダウンロードしてこの下準備は欠かさず行うようにしましょう!
検索機能(書籍内)
上部のメニューバー「Aa」の左隣にある虫メガネアイコンをタップします。
そして検索ボックスに調べたいワードを入力して検索を押すだけで、その本の中で該当するワードがある箇所すべてが一覧表示されます。
虫メガネから検索ボックスへ
「不思議」といれてみた。
すると…
こんな感じで一覧表示されます!
漫画やエンタメ系の書籍で使うことはあまりないですが、ビジネス書や参考書では知っているととても重宝する便利機能です。
検索機能(WEB検索)
使い方が2通りあるのでひとつずついきます。
まずは上で書いた「書籍内の検索」と同じ画面から入る方法。
上部メニューバーの虫メガネアイコンをタップし、検索ボックスに調べたいワードを入力します。
先程のように一覧が出てきたら、一番下を見ると「Google|Wikipedia」というリンクがあるので、そちらを押すとブラウザが起動し、瞬時にWEB検索ができるという機能です。
そしてもうひとつは、「長押しから検索」する方法ですね。
読んでいて意味の分からない単語が合った場合、その部分を長押しします。
すると、上の画像のように画面下部にポップが出てくるので、ポップの部分をスワイプしてみましょう。
上画像のように、Wikipediaの該当ワードのページが表示されているかと思います。
意味の分からない単語なんかは、後者の機能を使うとすぐに調べられるのですごく便利ですね。
まとめ
長くなりましたが、Amazonの誇る電子書籍「Kindle」のiOS版アプリ「Kindle for iPhone」の使い方・小技の紹介記事でした。
電子書籍に味気なさを感じる方もいるでしょうが、KindleにはKindleで紙の本にはない魅力がたくさん詰まっているので、使ったことのない方も試しに無料本を1冊ゲットしてみるのがおすすめですよ!
想定よりはるかに長くなったせいで書ききれなかった「X-Ray」や「単語帳」に関しては、またの機会に別記事で更新していきたいと思います。
では、今回はこの辺で!